北海道の木造校舎「幌内小学校」へ来てみると、えらい小さい校舎で分校だったのかと思った。
校舎付近を草刈り機で除草していたジサマに挨拶して主審をとらしてもらい、ダメ元で「校舎内へ入れないでしょうね。」と聞いたら「入りたいか?」と言って車から鍵を取り出して校舎内へ入れてくれました。
ジサマが説明してくれるには、本来は現在残っている校舎左右にも校舎が続いており、自分が来た時には校舎の取り壊し最中で、工事現場監督に「自分が責任を持つから」と言って工事をストップさせて、役場に交渉してやっとまだ壊されていない現在の部分だけを残す事ができたそうです。
自治体にとっては廃校はサッサと取壊して余計な費用を抑えたいのですが、このジサマは校舎の恩人ですねぇ。
後で昔の校舎写真を見ましたが、かなり大きな学校だったよおです。
玄関の机に「ほろなり」という、昔懐かしいガリ版刷りの文集が有り、その時に気付いたのですが小中学校だったのですね。
ホンマは、こおいう文集をジックリ読みたいのだけど、なんせ時間がない。
廃校記念しの表紙に一輪車に乗っている生徒写真が有り、ジサマが言うには当時まだ一輪車が珍しかったころ、全生徒が乗れるようにして、オリンピックが有った時に出演したそおです。
校舎内を拝見すると生徒作品が多く残されています。
校舎取り壊しの時には、生徒作品が多数残っており、卒業生で欲しい人には持って行ってもらったそおです。
